火災保険は、家のこと全般に対する保険です。この部分まで知っている人は意外といません。その名の通り火災に対する問題に対応してくれるだけではなく、水災や風災などの災害にも対応してくれるのですが、ものを破損してしまったときにも適用されるのです。
普段の生活の中で気をつけているつもりでも、ついうっかりとものを壊してしまう事はあります。小さな子どもがいる家庭ならなおさらです。そんなときには、まず保険会社へ相談をしてみてください。もしかしたら、保険金が支払われるかもしれません。
ここで紹介する火災保険補償事例は、三井住友海上の火災保険へ加入していた例です。実際にどんな対応をしてもらえるのかなどの参考にしてみてください。
液晶テレビに入ったヒビ
ある日、テレビの液晶部分に大きなヒビが入ってしまったことに気づきました。どこにもぶつけた記憶はないので、いったいどうしたものかと思いましたが、子どもたちが遊んでいるときに投げつけたものがぶつかってしまったことが原因だったのです。
これが昔のブラウン管テレビだったら耐えられたのかもしれませんが、液晶の場合はそうも行きません。実際にテレビを付けると映像は映るのですが、ヒビの入っている周辺は不可解な模様が映るだけで愕然としました。これが1万~2万円くらいならともかく、5万円以上のテレビだったこともあり、すぐに買い換えることは躊躇してしまう金額です。
もうテレビはまともに使うことができず、買い換えようにも安いものにするか同じランクのものにしようかと悩んでいましたが、そこで友人から火災保険が適用される可能性について教えてもらいました。
不測の事態で起きた事故でもしっかり対応可能
火災保険がそこまで対象にしているとは知らず、半信半疑で保険の資料を見てみましたが、そこには「破損、汚損」にも対応可能だと書いてあることを見つけました。さっそく保険会社へ連絡をしたところ、担当の方からも大丈夫と言ってもらえてようやく一安心できました。
実際の申請もそれほど面倒はなく、破損したものの写真を含めてメールでのやりとりだけで済ませられました。こういうとき、スマートフォンに付いているカメラは、本当に便利ですね。必要なものを送り、あっという間に手続きが完了して保険金が支払われ、無事に新しいテレビを買うことができたわけです。しばらくテレビのない生活を覚悟していただけに、今回の火災保険補償事例のような迅速な対応は、本当に頼りになる保険であることを実感できます。
火災保険の補償範囲はしっかりと確認しておこう
この火災保険補償事例では、友人のアドバイスによって破損が補償対象となったことで助かっています。おそらく多くの人も、破損が起きた際はすぐに買い換えの検討に入り、火災保険による補償について考えずに終わってしまうのではないでしょうか。
破損による補償は、建物に対する補償に比べて少額となっています。ただ、1つの家財道具が破損してしまった分ならほとんど対処可能なので、相談してみて損はありません。重要なのは、自分が加入している保険がどこまでの補償をしてくれるのかを知ることです。
火災保険によっては破損による補償が特約になっているため、ほとんど補償をしてもらえないケースもあります。この火災保険補償事例のように、後から気付けたケースもあるので、加入している火災保険の補償範囲については、しっかりと確認をするようにしてください。その確認が、突然の出費から自分を守ってくれるかもしれません。せっかくお金を払っているのですから、火災保険などのサービスで使えるものは、積極的に活用していけるようにしましょう。
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