海や川の近くに住んでいると、水災のリスクが高くなります。そんなことは起きないと心のどこかで思っている人もいますが、トラブルはいきなり訪れるのです。そこで役立つのが火災保険です。水災の場合は、火災保険では水災の分を抜くこともでき、そうすることによって保険料は安くなります。しかし、水災のリスクを抱えている地域に住んでいるなら、それは避けた方が良いです。これまで水災が起きたことはないという地域でも、今後絶対に起きないという保証はないからです。
ここで紹介する火災保険補償事例は、そんな水災の被害にあったときのものです。あいおいニッセイ同和損保の「タフ・住まいの保険」によって補償された例なので、ぜひ参考にしてみてください。
ゲリラ豪雨による川の氾濫
こちらの火災保険補償事例では、加入こそしているものの家を建ててから10年以上は水災と縁がなく、水災補償は本当に必要なのかと思えるくらいの状態だったのですが、突然浸水が起きました。集中豪雨によって外出するのも困難な状況が続き、近所にある川の水位もどんどん上昇していったのです。そして最終的に川が氾濫を起こし、家の中にまで水が入ってくることになりました。
普段なら、水が入ってきたら家電製品などを守るように行動できるはずと思っていても、実際に水が入ってきたときの恐怖は大きなものです。突然の事態におろおろしてしまい、どんどん家財道具が浸水していきました。最低限必要なものを持って、2階へ避難するだけで精一杯だったのです。
被害を受けたのは1階のみですが、下水の水も混ざった状態で浸水されたため、1階部分はひどい有様になりました。応急処置として区役所に頼んで消毒はしてもらいましたが、そこから必要な家財道具を買い直したり、水に濡れて使えなくなってしまった部分を直したりすることを考えると頭の痛い話です。
保険会社に相談
浸水による被害も収まり、これから元の生活に戻すためにどうしようかというところで、火災保険のことを思い出します。そこには水災による被害に対しての補償も書かれてあったので、保険会社へ連絡したところ補償の対象になるという答えが返ってきました。
水に浸かってしまった家財道具はかなりの数がありましたが、すべて補償の対象になるということで、すべて新品として買い直すことができました。そろそろ買い換えようかと思っていたものまで新しくできたのは、不幸中の幸いと言えるかもしれません。
もちろん浸水の後始末という面倒さを考えれば、マイナス部分が大きいのは確かです。ですが、そういう困ったときに保険会社に助けてもらえるのは、それだけでとても心強いものなのです。
家財保険については1,000万円までの補償をしてくれる保険であり、損害額は150万円でした。これだけの金額を一度に出すのはできなくはありませんが、それだけの金額を再び貯めていくのは大変なことです。火災保険で水災もフォローしてくれるからこそ、これだけの損失をせずに済んだわけです。
転ばぬ先の杖
特にトラブルが起きなければ、火災保険はただお金を払い続けるだけのものです。安心を買っているのだからという言葉もありますが、釈然としない人は多いかもしれません。しかし実際に被害にあったら、加入しておいて良かったと心底思えるサービスなのです。この火災保険補償事例は、まさにその通りとも言えるようなできごとです。
火災保険に限った話ではありませんが、保険というものは転ばぬ先の杖です。万が一に備えていたからこそ、本当に大変なときに助かります。経済的に厳しいからと最低限にしておいたら、火災以外のトラブルで損をする可能性もあるので気をつけましょう。
火災保険MAG
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