新築物件を購入するのであれば火災保険に加入する方が良いでしょう。それでも保険に加入するのをためらう人もいます。新しい家なのだから、耐火性能も高いし、地震にも強い、ならば保険に加入する必要はないのではというのです。それでも専門家の意見に耳を傾けると、火災保険に加入するのは重要だという答えが返ってきます。なぜ新築の物件ほど火災保険に加入する必要があるのでしょうか。その理由は火災や自然災害による被害を甘く見てはいけないからです。新築の物件は性能が高く、快適に過ごせるのは事実ですが、だからと言って万能ではありません。ましてやシェルターのように災害から確実に住民を守ってくれるとは限りません。そのために避難所があらかじめ設けられています。
自然災害について考えてみると、近年日本では立て続けに地震や台風、集中豪雨などの被害が発生しています。東日本大震災では津波による被害を受けた数多くの家屋がありました。流された家の中にはまだ建てたばかりのものをありました。2016年4月に発生した熊本地震では新耐震基準で設計された家屋も倒壊するというショッキングなニュースが報道されました。本来地震に強いとされてきた日本の家屋の安全神話に疑問が投げかけられたのです。水災については何が言えるでしょうか。2015年に茨城県常総市を中心に発生した洪水被害では多くの家屋が水に流されました。ニュース映像では、比較的新しい家屋が何とか洪水に流されずに耐えていましたが、床上まで水が浸入し、修繕が必要な状況になりました。これらの事実はどんなに強固な家であっても自然に勝てる家は無いことを示しています。明日は我が身という言葉がありますが、リスクを考慮するなら、自然災害による被害を受けた場合の補償を考えるのは大切だと言えるのです。
火災についても同様です。ちょっとした火の不始末が原因で火災が発生することがあります。新しい家であれば耐火性能が優れていますから、燃えにくいかもしれませんが、それでも火の勢いには勝てません。準耐火構造と呼ばれる家でも火が広がると瞬く間に燃え広がり焼失してしまうことがあります。火災が発生する原因はさまざまで、落雷や漏電、タバコの火の不始末などがあります。子どもの火遊びが原因で火災が起きることもあります。普段から注意していれば防げるものもありますが、そうはいかない場合もあります。そのような時に備えて火災保険に加入するのはとても重要なのです。
マイホームを建てる場合、現金で家を購入できる人はそれほど多くはありません。多くの人は30年~35年もの住宅ローンを組んで家を購入します。ローン返済中に火災や自然災害による被害を受けると、ローンは帳消しになるのでしょうか。そのようなことはなく、家が全焼した場合でもローンは支払続けなければなりません。そのため、金融機関は住宅ローンの契約条件として火災保険の加入を決めています。金融機関はリスクを考慮して融資を行ないます。金融機関が保険加入を契約の条件にするということは、それだけ自然災害や火災による被害を受ける可能性が高いからです。キャッシュで家を購入したのであれば、火災保険に加入するかどうかを決めるのは自分の判断ですが、万一の時のことを考えると、保険に加入するのはとても重要だと言えるに違いありません。保険に加入するのは、いざという時の高額な補償が自分では行えないからです。資産家であれば自己資金で補償できるかもしれませんが、そのような人は社会のほんの一握りにすぎません。多くの人は万一の時の補償を自分では到底できないのですから、火災や自然災害に備えて保険に加入する重要性は非常に高いと言えるのです。
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