自分たちでは気づかなくても、ある日突然「水漏れをしている」と言われることがあります。もちろん、自分たちで気づける場合もあるのですが、たいていは階下の住人が水漏れ被害にあうことから問題が発覚してしまうのです。
水漏れをしてしまう原因も様々ですが、重要なのは保険がきくのかどうかです。水漏れの原因を修理するだけではなく、他人に迷惑をかけた分も賠償する責任が生じるため、場合によってはかなりの出費になってしまいます。しかし、安心してください。水漏れは、火災保険でしっかり補償してもらえるのです。
ここでは実際にあった水漏れに対する火災保険補償事例を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。ちなみに保険会社は富士火災で『住まいの保険』へ加入していた人の事例です。
洗濯機のトラブルで水漏れ
この火災保険賠償例は、数年住み続けていたマンションで起きました。これまで特にトラブルもなかったのですが、ある日、洗濯機につながっているポンプのホースが外れてしまい、一気に水浸しになってしまったのです。ちなみにこれは風呂場に使うバスポンプのホースでした。
その場は、ひとまずバスタオルで水浸しになってしまった部分を拭いて終わるのですが、翌日になってから階下の住人から、水漏れが起きていると伝えられます。本人の意識としては、派手に水をこぼしてしまったくらいのものなのですが、このように後から判明するのが水漏れなのです。
幸いなことに被害を受けた人は温厚な人であったため、人間関係に問題が起きることはありませんでした。一方的に被害を受けることになったので、場合によっては大きなトラブルになりかねないのが怖いところです。
場所によってはとても怖い水漏れ
この火災保険補償事例では、単純に水が垂れてきただけでは終わりませんでした。運悪く電気系統の部分にまで水が垂れてしまったのです。そのため、水漏れに対する賠償金額も大きなものになります。結局、総額で30万円ほどの修理代が発生しました。
最初は「水濡れくらいなら」と考えていましたが、これだけの金額になってしまうと笑ってはいられません。もちろん、払うこと自体はできるのですが、それだけのお金を再度貯めるのは大変なことです。そこで業者の人から、火災保険で何とかなるのではないかという話が出てくることで、事態は大きく進みます。
マンションだから水災補償は不要だと思っていたのですが、そもそも水漏れは水災に分類されません。あくまでも自然災害が水災なので、水災補償を外していても全く問題はなかったのです。すぐに保険会社へ連絡をして、しっかりと保険金の支払い対象となることが判明して、ようやく一息つけるようになりました。
水漏れに対する補償に要注意
火災保険の会社によっては、水濡れに対して全額補償をしてくれない場合があります。ただしその自己負担額もそれほど大きなものではなく、数万円程度です。しかし、全額補償している保険会社なら、その数万円すら自己負担をする必要がないのです。
今回の火災保険補償事例では、まさにこの全額補償をしてくれました。迷惑をかけてしまったことに対して、菓子折を持って挨拶へ行くことになりましたが、賠償額全体からすれば大きな出費ではありません。数千円の出費で済むのか、それともプラス数万円の出費になるのかは、大きな違いです。
実際に被害にあわなければ、火災保険のありがたさは実感できません。そのため、少しでも保険料を安くするために補償対象が限られている火災保険を選ぶ人もいます。しかし、加入するかどうかで、いざというときに大きな違いになることを知っておいてください。火災保険へ加入するなら、安心できるところにしましょう。
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