火災保険は、建物が被る様々なトラブルに対して補償をしてくれます。それは天災に限った話ではなく、人災によるものも含まれるのです。ここで紹介する火災保険補償事例は、自宅の塀に自動車が突っ込んできたことによって破損をしてしまったときのことです。自動車の場合は、事故を起こした側が加入している自動車保険によって補償されることもありますが、今回の火災保険補償事例の場合は、今後のことを考えた備えに対する見舞金をもらえたという話です。
三井住友海上の火災保険へ加入していた事例ですが、他の保険会社でも対応をしてもらえる可能性は十分にあるので、もしものためにこういうことも知っておきましょう。
突然の事故
ちょうど道路の角に建っていた家ですが、突然庭から大きな音が聞えてきました。その日は雨が降っていたので、外出することなく家にいたのですが、様子を見に行くと自動車が塀にぶつかっていたのです。事故の原因は雨によるスリップで、ちょうど角にあった塀にぶつかってしまったというわけです。車に乗っていた人も大けがをしたわけではなく、すぐに警察が来て事故事態は処理されましたが、破損してしまった塀の問題が残ります。幸いなことに相手側の保険で塀の修理代は補償してもらえることになりましたが、今後もこの手の事故が起きる可能性はあるという不安が残ります。
しばらくの間外から庭の中が丸見えになってしまうのも気分が良いものではなく、しかし引っ越しをするほど大ごととも言えません。そこで、もしもまた同じような事故があったときのために、塀の周辺にガードを付けることにしたわけです。
保険会社への相談
塀の周辺に鉄製のポールによってガードを付けることはしましたが、その際にかかった費用は10万円ほどでした。塀自体に対する出費はないとはいっても、この備えにかかった金額も決して小さなものではありません。そこで何か補償のようなものはないのかと、保険会社へ連絡をしてみたのです。直接被害を被った部分に対する補償ではなく、あくまでも今後のための出費に対するものでしたが、いくらかの見舞金なら出すことはできるという回答でした。満額にはほど遠いとはいっても、何も出ないことを覚悟していただけに、これはうれしい誤算です。結果的に保険会社からは2万円が支払われることになり、自己負担額は8万円になりました。お金の問題が軽減されたのもうれしいことですが、こういう事態にも保険会社はしっかりと対応してくれるという安心感を得られたことが、最大の収穫となったのです。
困ったことがあったらとにかく相談をしてみよう
今回の火災保険補償事例のように、ダメ元で相談をしてみたらうまくいくというケースはあります。断られてしまうこともありますが、もしかしたらということはあるので、困ったことがあればとにかく相談してみましょう。火災保険という名前ですが、実際にはかなりのケースに対応してくれる万能型の保険です。せっかく保険料を払っているのですから、最大限活用できるようにしましょう。
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